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パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」 | Design Stories

 
家でもない、職場でもない、「第三の居場所」が今、首都パリでブームになっている。
第三の居場所とは「サードプレイス」とも呼ばれ、モダンなカフェやコワーキングスペースなど、人との新たな交流が生まれる心地よい空間を指している。
こうした場所はロックダウン解除後からどんどん増えているのだが、パリ中心部では日本をテーマにした新しい形のカフェがオープンしており、パリジャンの間でひそかな話題となっている。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

 
パリ2区、プワソニエ通りにある「KAFE BUKI」(カフェ・ブキ)は、コーヒーや抹茶ラテを提供するほか、日本のおにぎり、サンドイッチ、たい焼きなどを揃えるモダンなカフェだ。
こちらは2021年の9月から始まっており、日本を敬愛する二人のパリジャンによって創設された。
二人のうち一人、オリヴィエ・トルジュマン氏の本職は国際弁護士でもある。
同氏は国際弁護士として活躍する一方、日本とその文化に情熱を注いでおり、とりわけ和食と歌舞伎に魅了されていた。
一方パートナーのニル・シュシャナ氏は、なんとフランスでもトップクラスのバリスタだという。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

 
この二人が実現したのは、フランスの和気あいあいとした雰囲気と、日本のおもてなしを掛け合わせた「温もりカフェ」。
赤いロゴマークは日本のシンボルである太陽と歌舞伎をイメージしており、クラシックながらもポカポカと人を照らすような温かい雰囲気作りを目指している。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

※マネージャーのミカエラさん(写真右)

 
オーナーに代わってお店を切り盛りするのは、生まれも育ちもパリという生粋のパリジェンヌ、ミカエラさん。
彼女は過去ファッション業界に身を置いており、コロナ以前は出張を含め約二年に一度のペースで日本を訪れていたそうだ。
そのためカフェ・ブキでおにぎりやサンドイッチを販売しようと決めたのは、日本の食文化をよく知るマネージャーのミカエラさんだった。
なおこの二つは少し前からパリのトレンドとなっており、フランス人が経営する専門店もいくつか登場している。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

地球カレッジ

 
展開するメニューの中では柚子風味のツナおにぎりが一番人気だという。
たい焼きに至っては作り置きはせず、その場で焼きたてを提供。
シンプルな生地に砂糖をかけたものや、生クリームを添えた「具を中に入れない」フレンチスタイルを特徴としている。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

※一口サイズのたい焼き

 
たい焼きを販売するところはパリでも少ないが、ワッフル文化が浸透するフランスではすんなりと受け入れられる味かもしれない。
オリジナルだったのは、コンテ・チーズを使ったしょっぱいたい焼きである。
中にはとろけるチーズがたっぷりと敷き詰められており、マスタードシードのピクルスソースが添えられた”おかずスタイル”となっている。
いずれもフランス人に好まれる味で、カフェ・モカと共に人気のアイテムだそうだ。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

 
バリスタが提供するカフェとあって、メニューにはパリで唯一のサイフォン式コーヒーも取り入れられている。
エスプレッソやカプチーノのコーヒー豆にはブラジル産のものを使用しており、サイフォン式にはルワンダ産のものを使用しているが、その豆は厳選された上で毎月変わるという徹底ぶりだ。
 

パリ最新情報「パリジャンが展開する日本のカフェ&コワーキングスペース。おもてなしをモットーに」

 
またカフェ・ブキはコワーキングスペースとしても利用できる。
その際の追加料金は発生せず、コンセントもテーブル下に完備しているためちょっとしたミーティングの場としても利用OK、とのことだ。
さらに食品ロス対策アプリ「Too Good To Go」とも提携しており、売れ残ったおにぎりやサンドイッチなどは閉店間際に格安で提供される。

多様性に富んだ美味しいカフェ、コワーキングスペース、食品ロス対策。
この三つは今、パリの新しいカフェシーンに欠かせないものとなっている。ありとあらゆる和食店がひしめき合うパリだが、味だけでなく「日本のおもてなし」をフランス人が提供していたというのが、今回の新しい発見であった。(る)
 

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