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<いぎなり仙台/一番探すべ!>日本唯一の祭り専用船(塩釜市) みこし載せ大漁を祈願 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

塩釜みなと祭で多くの船と進む鳳凰丸=2019年7月15日、塩釜市の松島湾

 塩釜市の夏の風物詩「塩釜みなと祭」で、地元の塩釜神社と志波彦神社のみこしを載せて松島湾を巡る2隻の御座船「鳳凰丸」と「龍鳳丸」は、日本で唯一の祭り専用船とされる。

 塩釜神社のみこしを載せる鳳凰丸は、江戸期に伊達家が湾内遊覧をした同名の御用船が原点と伝わる。1948年の第1回から海上渡御で使われ、現在の船は2代目だ。

 志波彦神社のみこしを載せる龍鳳丸は64年、地元水産業界の有志が「東洋一」と称された魚市場の建設を記念して建造、寄進した。同年が「辰(たつ)年」だったことにちなんで迫力ある竜頭があしらわれている。

 両船はほぼ同寸同型で重さ約1トン。本祭では、のぼりや5色の吹き流しをなびかせ、マリンゲート塩釜近くを出発。大漁旗などで飾った約100隻の供奉(ぐぶ)船を従えて湾内を巡り、海上安全や大漁を祈願する。

 戦後復興を願い始まった塩釜みなと祭。チリ地震津波の1960年、東日本大震災の2011年にも行われたが、新型コロナウイルス禍で20年に初めて中止となり、21年も開催できなかった。

 塩釜神社の小野道教禰宜(ねぎ)(59)は「祭りは中止でも、氏子青年会のメンバーが練習を重ねて神社の階段の上り下りなどの技術を維持し、いつでもできるようにしている」と明かす。

 みなと祭の目的の一つはまちの活性化。コロナ禍からの反転攻勢に向け、御座船は塩釜港で静かに出番を待つ。(高橋公彦)

[メモ]塩釜みなと祭は塩釜市を中心に毎年7月の海の日に開催される。終戦直後の1948年に、まちの活性化や産業の復興を願って始まった。海の日に本祭としてみこし渡御と陸上パレード、前夜祭には花火大会と縁日広場を実施する。御座船は普段、マリンゲート塩釜近くの海上に係留されている。

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