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1982年メルセデス・ベンツ 500 SLでサーキットに挑む!|モデナ・チェント・オーレ2021 | octane.jp | Fuelling the Passion

世界中を探しても、モデナ・チェント・オーレほど魅力的なクラシックカーのイベントは見つからないだろう。参加者たちは、イタリアで最も有名なサーキットとヒルクライムコースでレースをする機会が得られるという4日間連続のイベントだ。ハードなドライビングを満喫したあと、夜になればパーティーや豪華な料理も楽しめる。

今回は、主催者であるカノッサ・イベンツ社のPRマネージャー、フランチェスカ・アザーリ女史から2021年の同イベントにご招待をいただき、ワクワクしながらの参加となった。彼女はオープンタイプのクラシックカーの助手席に乗りたいとのことで、私のメルセデス・ベンツ 500SLが召喚されることとなった。なかなかタフな内容で、ミサノ、イモラ、ムジェロ、モデナの各サーキットで、タイムアタックをするというのだ。これらの場所では、たとえいかにリラックスしてゆっくりドライブしようと思っても、結局のところアクセルとブレーキのペダルを、予想を遥かに超える強さで踏むことになってしまう。

風光明媚なピアッツァ・グランデ広場

ミサノとモデナは短い上にとても曲がりくねっていて、コース形状は500SLに全く適していない。というのも、サスペンションが柔らかく、ホイールベースが比較的長いからだ。しかし、イモラと伝説のムジェロの方は期待ができる。高速コーナーとストレートはどちらも長く、500SLの5リッターV8エンジンのパワーをフルに発揮させることができそうだ。

500SLのハンドリングは極めてニュートラルかつ安全な印象で、少しスライドさせることもできる。そして、アクセルペダルの操作だけでスライドし続けられるし、ドライバーにもタイヤにもストレスをかけず、程よい速度を保つこともできる。しかし、500SSLは非常に重いため、ブレーキングには注意が必要だ。しかも、ギアボックスがオートマチックのため、エンジンブレーキはほとんど使えない。

ムジェロでは、ストレートを駆け抜けたところで200km/hが出ていた。これではスピード超過だ。コーナーに入るまでに、約120km/h分の減速が必要だったが、ブレーキはしっかり働いてくれた。しかし、フロントホイールに大量に付いた黒いブレーキダストを見れば、そのブレーキングがいかにハードだったかが分かる。ハードなブレーキングではあったがほんの短時間であったため、私達はもう一周することにした。パーキングに戻る頃にはすべてがクールダウンしており、車自体も良好で何も問題は起きなかった。

チャレンジングなサーキット。モデナ・チェント・オーレは、イタリアの持ち味が生かされている。

白熱したラップを経験したものの、惜しかったのは、500SLのエンジンの咆哮をもっと聞きたかったということだ。フェラーリ・デイトナやグループ4仕様の308 GTB、フォードマスタングやACコブラ427(エグゾーストパイプがサイドにあり私の腕ほど太い!)に囲まれては、私の車のエンジン音はほぼ聴こえない。来年は、私もオープンエグゾースト仕様にして戻って来よう。…まったくもって”メルセデス”らしくなくなってしまうが。

そして、実は私達にとって悲しい出来事が、イベントの開始に向かう道中で起きたことも付け加えておく。大きな石ころが左フロントに当たり、塗装にひどい傷を付けてしまったのだ。この出来事について愚痴を言うのに、私は下品な罵り言葉をいくつも生み出ししてしまったくらいだ。でも、良いこともあった。開始前にリミニを通り過ぎようとしていた時、あるアメリカ人が話しかけてきた。この500SLが『Octane』の車であることに気づいてくれたのだ!

その後、私達はピアッツァ・グランデ(グランデ広場)に到着してすぐ、ステージ上でチェッカーフラッグを受けた。私は、自分の500SLをとても誇りに思うとともに、車を満足するまで楽しむには相応に走らせる必要があると確信したのだった。

原文翻訳:オクタン日本版編集部
Words:Massimo Delbo

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