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最新ゲーミングスマホ「Black Shark 5」を試す “内蔵LRボタン”の使い勝手は?(ITmedia Mobile) – Yahoo!ニュース

内蔵のLRボタン

 Black Sharkシリーズは、Xiaomiが出資する中国Black Sharkが開発しているゲーミングスマートフォンだ。XiaomiのMIUIをベースに、ゲームを快適にプレイするためのハードウェア・ソフトウェアを詰め込んだ製品となっている。最新モデルはBlack Shark 5 Pro(11万8800円)とBlack Shark 5(6万9800円)で、日本国内では8月上旬に発売された。

ユニークで実用的な「内蔵トリガーボタン」

 トリガーボタンは本体の右側面(横持ちした時の上部)に2つ内蔵されている。ボタンの横に小さなスライドスイッチがあり、動かすと「カシッ」という効果音とともに、ボタンが起き上がる仕組みだ。ゲームをプレイするときだけオンにすることができるため、普段持ち歩くときに誤ってボタンが押される心配はなさそうだ。

 2つのトリガーボタンには、ゲームプレイ中のタッチ操作を割り当てられる。例えば、シューティングゲームの射撃アクションの操作を割り当てると、操作ミスが少ない、安定したプレイが可能となる。

 試しに、上位モデルのBlack Shark 5 Proで「PUBGモバイル」を10分ほどプレイしてみた。144Hz駆動で視点切り替えも滑らか。しばらく遊び続けてもコマ落ちやかくつきを感じることはなく、スムーズにプレイできる。タッチパネルのレスポンスも良好で、エイム(照準)の素早い切り替えにも対応できた。トリガーボタンの反応も期待通りの動作だった。トリガーボタンの押し心地はゲーム専用機よりは軽いものの、しっかりとした手応えがある。タッチ操作より正確性が増すため、瞬時の操作が必要なシューティングゲームなどでは重宝するだろう。

 ゲーム関連の機能は、「Shark Space」というアプリにまとめられており、トリガーボタンの設定もここから行う。トリガーボタン以外にも、タッチパネルをぎゅっと押し込む操作に機能を割り当てる「マジックプレス」や、上下左右に傾ける操作に機能を割り当てる「モーションセンシング」など、複数の設定機能を備えている。また、ゲーム中に過去60秒のプレイを録画できるシャークタイム機能や、マクロ操作など、本格的なゲームを遊びたい人にとってはありがたい多くの設定が集約されている。

 TGSの展示機でBlack Shark 5 Proを試遊した限り、排熱が多い点が気になった。特に、背面上部(横持ちで左型)のカメラ周辺に熱源が集中しているのか、プレイし続けていると熱を感じた。ただ、常に急速充電しながら144Hzのフレームレートでゲームを動かしている中でも、動作に支障が出ることはなかった。

 なお、Black Shark 5は熱対策として、水冷式の冷却機構を備えており、微細なパイプにより熱を分散させる仕組みとなっている。ゲームプレイ時にバッテリーを充電せず直接給電する「バイパス充電」機能も備えているため、こうした設定を適切に行えば、排熱は抑えられそうだ。

 排熱に対する大胆な解決策も用意している。それが別売のMagnetic Coolerだ。このスマホの背面に装着するアクセサリーは、触ってみると氷のように冷たい。高回転のファンとペルチェ素子を内蔵しており、貼り付けたスマホを強力に冷却できるという代物だ。高負荷のゲームでも、このアクセサリーを併用すれば快適にプレイできるだろう。

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