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視覚障害者はどうやってゲームをするのか ― 「ポケモン」は泣き声で暗記し、ボヨンというSEでマップを把握。「無双」はシステムがバリアフリー

 「視覚障害者もビデオゲームで遊んでいる」と聞くと驚くだろうか。

 まだまだ多様な人たちが社会参加しているとは言えない日本では、視覚障害者がパソコンやスマホを使いこなして生活し、仕事をしていることはあまり認知されていないように思う。

 「視覚障害者=点字を読む」というイメージが強いが、実は視覚障害者の半数は点字を読めないと云われている。生まれ持って視覚に障害がある人よりも中途で視覚障害を得る人が多いのだが、大人になってからだと点字を習得するのは難しいからだ。

 となると主な情報収集は耳になるわけで、パソコンやスマホも、視覚障害者にとっては大事な情報源だ。こうした電子機器を使いこなすというのも、晴眼者にはなかなか想像しづらい。

 どうやって画面を使わずにパソコンやスマホを使いこなすかというと、画面の文字を音声で読ませるのだ。パソコンなら「NVDA」「PC-Talker」といったスクリーンリーダーを使い、スマホならアクセシビリティ機能を設定する。すると画面上のテキストが自動音声で読み上げられるのだ。テキストになっていれば読み上げが可能で、アクセシビリティを意識したWEBサイトや、文字の大きさを自由に変えられるリフロー型の電子書籍なら読み上げてくれる。

 ではゲームはどうか。本稿では、あまり知られていない、「視覚障害者がどうやってゲームを遊んでいるのか」をお伝えしたい。

文/和久井 香菜子