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「GALLERIA XA5R-R37 5600X搭載 Xbox Game Pass Ultimate」レビュー(Impress Watch)

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 本製品の特徴はマイクロソフトが提供しているゲームのサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass Ultimate」の30日間無料体験権利が付属していることだ。Xbox Game Pass Ultimateに加入すれば数百タイトルものゲームを追加料金無しで遊び放題となる。さらにクラウドゲーミング「Xbox Cloud Gaming」も利用できるため、インストール不要で遊びたいゲームを即座に遊ぶこともできるのだ。そこで、ハードウェアレビューだけではなく、Xbox Game Pass UltimateやXbox Cloud Gamingの使い勝手も含めて、紹介していきたい。

■ AMDの最新世代CPU「Ryzen 5 5600X」と最新世代GPU「GeForce RTX 3070」を搭載

 今回試用した「GALLERIA XA5R-R37 5600X搭載 Xbox Game Pass Ultimate同梱版」(以下、XA5R-R37 Game Pass)は、GALLERIAシリーズの中ではミドルレンジ上位に位置する製品であり、コストパフォーマンスの高いモデルとなっている。

 まずは、基本スペックを見ていこう。

【GALLERIA XA5R-R37 5600X搭載 Xbox Game Pass Ultimate同梱版】
CPU:AMD Ryzen 5 5600X(6コア/12スレッド、3.7GHz~4.6GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3070(8GB)
チップセット:AMD B550
メインメモリ:16GB DDR4-3200MHz DIMM(8GB×2)
ストレージ:1TB NVMe SSD
光学ドライブ:なし
OS:Windows 10 Home
本体サイズ:220×440×480mm(幅×奥行き×高さ)
本体重量:約14㎏
価格:259,980円(税込)
製品ページ:
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php? tg=13&tc=30&ft=&mc=9763&sn=4416&vr=10&_bdadid=JPGTE5.00 00deqim

 本製品は、CPUとしてAMDのRyzen 5 5600Xを搭載している。Ryzen 5 5600Xは、最新のZen3コアを搭載しており、キャッシュの改善、実行エンジンの拡張、予測分岐の強化、帯域の強化などのコアの改良により、クロックあたりの処理性能が前コアのZen2コアに比べて最大19%向上している。6コアだが、1つのコアで最大2つのスレッドを実行可能であるため、最大12スレッドの同時実行が可能だ。インテルのCore i5シリーズと互角以上の性能を実現しており、コストパフォーマンスも優秀だ。

 CPUと並んで重視すべきパーツがGPUだが、XA5R-R37 Game Passでは、GPUとしてNVIDIA GeForce RTX 3070が搭載されている。GeForce RTX 3070は、NVIDIAの最新世代GPU「RTX 30シリーズ」の中ではミドルレンジに位置するGPUであり、5888ものNVIDIA CUDAコアを搭載、8GBのビデオメモリを搭載する。RTXしか利用できないレイトレーシングやNVIDIA DLSSといった機能をサポートしていることもゲーマーにとっては大きな魅力であろう。最新ゲームをフルHD解像度かつ高画質、高フレームレートでプレイしたいという人の要求をかなえてくれる。グラフィックボードの出力は、HDMI×1とDisplayPort×3という仕様である。

 メインメモリは16GBで、8GB DDR4-3200×2という仕様である。16GBあれば、通常のゲームをプレイするには十分だが、ゲームに加えて、ゲームの実況配信をしたり、動画編集をしたいなど、もっとメモリが必要な場合でも、メモリスロットが2基空いているので、必要になってから拡張することもできる。ストレージは、高速NVMe 1TB SSDを搭載しており、こちらもスペックとしては十分だ。

■ 電源を入れるとフロントパネルの周囲が光る

 GALLERIAシリーズのデスクトップPCではオリジナルのタワーケースが使われているが、2020年夏にデザインと設計が一新された新ケースが登場した。新ケースは、使い勝手、デザイン性とも優れたケースとしてユーザーからの支持も高い。サイズは220×440×480mm(幅×奥行き×高さ)で、ミドルタワーとなる。カラーはガンメタリックとブラックを基調としており、精悍な印象だ。

 フロントパネル中央には、シルバーのGALLERIAエンブレムがあり、高級感を演出している。また、フロントパネル周囲には、新世界への「ゲート」をイメージしたRGB LEDが配置されており、電源を入れると美しく光る。デフォルトの発光色は青色だが、専用のLEDコントロールユーティリティを使うことで、発光色や発光パターンを自由に変更できる。

 フロントパネルの上部が斜め45度にカットされたデザインであり、その部分にフロントI/Oポートや電源スイッチが用意されているので、操作しやすい。フロントI/OポートとしてUSB 3.2 Gen1 Type-A×4と音声入出力端子を備えている。フロントのUSBポートは、主に頻繁に抜き差しするデバイス(USBメモリなど)に使われるが、4つあれば十分だろう。背面のI/Oポートも充実しており、USB 3.1 Gen1 Type-A×6、サウンド入出力端子やPS/2キーボード・マウス端子、Gigabit LANポートを備えている。

 正面から見て左側のサイドパネルは、一部が透明になっており、内部が見えるようになっている。ゲーミングデスクトップPCでは、LEDが搭載されている光物パーツを多数搭載し、内部が鮮やかにライトアップされるものも多いが、XA5R-R37 Game Passでは、装着されているRTX 3070搭載グラフィックボードにLEDが搭載されており、サイドパネルの窓から光る様子を視認できる。

 左右のサイドパネルは、手回しが可能なローレットビスで固定されており、ドライバーがなくてもサイドパネルを外せるため、メンテナンスもしやすい。トップパネルはハニカム形状の穴が空いた樹脂パネルとメッシュパネルから構成されており、通気性とデザイン性を両立させている。

 電源ユニットは80PLUS BRONZE認証の650W静音電源を採用しており、高性能CPUとGPUを搭載していても余裕がある。本体の底面には、電源ユニットのファンへのホコリの吸い込みを防ぐフィルタが装着されている。フィルタは引き出せるようになっているので、掃除も楽にできる。光学ドライブは標準では非搭載だが、5インチオープンベイが用意されているため、後付けでBDドライブなどを搭載することもできる。

■ 大型静音ファン、リジッドカードサポートなど、ゲーマーに嬉しいアイテムも完備

 GALLERIAの新しいタワーケースは、冷却能力が高いことも魅力だ。ケースのリア、フロント、トップにそれぞれ直径140mmの大型静音ファンが1基ずつ搭載されており、エアフローがしっかり確保されている。吸気は、両サイドパネルの手前側から行う。

 本製品は、NVIDIAのミドルレンジグラフィックボード「GeForce RTX 3070」を搭載していることが魅力の一つだが、最近のミドルレンジ以上のグラフィックボードは大型化と重量化が進んでおり、PCIeスロットに装着した状態で通常のタワーマシンのようにマザーボードを立てて使うと、その重みでPCIeスロットに大きな負荷がかかる。また、本体輸送中に振動でグラフィックボードが外れて落下・破損してしまうという事故や、接触が緩くなって起動しないといったトラブルもたびたび耳にする。

 そこで、RTX 3070以上のグラフィックボードを搭載したGALLERIAシリーズのデスクトップPCでは、グラフィックボードの緩みを防止する「リジッドカードサポート」と呼ばれる新機構が採用されている。リジッドカードサポートは、フロント側に大型ステーを設け、そのステーを利用してグラフィックボードを上下から専用パーツで挟み込んで強固に固定する仕組みだ。本製品も、リジッドカードサポートの対象製品であり、グラフィックボードが緩んだり外れたりする心配はない。

■ Xbox Game Pass Ultimateとは?

 ところで、本製品の正式名称は、「GALLERIA XA5R-R37 5600X搭載 Xbox Game Pass Ultimate同梱版」である。そのハードウェアについてはすでに紹介したが、気になるのは後半の「Xbox Game Pass Ultimate同梱版」という言葉だ。

 コアなPCゲーマーならXbox Game Pass Ultimateをすでに利用している方も多いだろうが、よく知らないという方もいるかもしれない。Xbox Game Passとは、マイクロソフトが提供しているゲームのサブスクリプションサービスで、定額料金を毎月払うことで、数百タイトルのゲームが遊び放題になるという、いろんなゲームで遊びたいユーザーにとっては、まさに「神」サービスだ。

 Xbox Game Passには、Ultimate、PC、Consoleという3種類のプランがあり、月額料金はそれぞれ1,100円、850円、850円(ただし、UltimateとPCは最初の1カ月は100円)となっているが、ゲーミングPCユーザーにおすすめしたいのは、PCではなくUltimateである。PCを選ぶと、PCでしかゲームをプレイできないのだが、UltimateではXbox、PC、スマホのどのデバイスでもゲームを遊べるようになる(スマホはスマホ向けタイトルのみ)。さらに、Ultimateのみクラウドゲーミング「Xbox Cloud Gaming」を利用することも可能で、ゲームをインストールすることなく、さまざまなゲームをデバイスを問わずに、遊びたくなったらすぐにプレイすることができる。Xboxでマルチプレイをするのに必要なXbox Live Goldも、Ultimateには含まれているので、Xboxユーザーならさらにお得になる。

 Xbox Game Passで遊べるゲームは、最新タイトルから懐かしいモノまで多数揃っている。例えば、PCで遊べるゲームとしては「Outer Wilds」、「Back 4 Blood」、「Dead by Daylight」、「太鼓の達人」、「ドラゴンクエストビルダーズ2」、「ドラゴンクエスト XI S」、「ファイナルファンタジー X/X-2」、「ファイナルファンタジー XII」、「Halo」シリーズ、「Human Fall Flat」、「AoE」シリーズなど、人気ゲームソフトがたくさんある。さらに、EAのサブスクリプションサービスであるEA Playとも連携しており、EA Playで提供されているタイトルも遊べる。EA Playで遊べるゲームとしては「It Takes Two」、「Madden NFL 21」、「Mass Effect」シリーズ、「Battlefield」シリーズ、「ミラーズエッジ」など、最新タイトルも含めた人気シリーズばかりで、すべて合わせるとプレイできるゲームは約400タイトルもある。

 筆者の子ども達も、それぞれゲームが好きだが、息子が好きなゲームと娘が好きなゲーム、そして私が好きなゲームは、バラバラなことが多い。だからといって、家族それぞれがやりたいゲームを次々と購入していくと家計を圧迫してしまう。Xbox Game Pass Ultimateは、そうしたゲーム好き一家にとてもありがたいサービスであり、あっという間に元がとれるサービスでもある。

 Xbox Game Pass Ultimate同梱版というのは、Xbox Game Pass Ultimateを30日間無料で体験できる権利が付属しているということだ。利用にはアカウントとクレジットカードの登録が必要で、30日間のトライアル終了後は月額1,100円の料金がかかる。もちろん、トライアル期間中に解約すれば一切料金はかからない。実際に加入する前に試せるのは嬉しい。

■ Xbox Game Pass Ultimateで遊べる「It Takes Two」を親子でプレイ

 冒頭でも紹介したようにXA5R-R37 Game Passは、ミドルレンジ上位に位置するゲーミングデスクトップPCであり、Xbox Game Pass Ultimateの30日利用権利が同梱されていることがウリだ。そこで、家族それぞれが好きなゲームをプレイして、そのパフォーマンスを検証してみた。

 まずは、2021年を代表する人気タイトル「It Takes Two」から手を出してみた。「It Takes Two」は、2人協力プレイ専用ゲームとなっており、親子での協力プレイにもってこいのタイトルだ。ちなみに「It Takes Two」は、The Game Award 2021で、「Game of The Year」「Best Family」「Best Multiplayer」の3部門で受賞した人気タイトルであり、人形に変えられてしまった夫婦を2人のプレイヤーがそれぞれ操作し、キャラクターの特徴を活かして協力して試練を乗り越えていくアクションアドベンチャーゲームだ。

 「It Takes Two」では、PC1台で画面分割でプレイすることもできるし、オンラインでの協力プレイも可能だ。この「It Takes Two」も、Xbox Game Pass Ultimateに加入していれば追加料金無しで遊べるタイトルである。さらにプレイする2人のどちらか1人が購入していれば、購入していない人とも一緒に遊べる「フレンドパス」という仕組みも用意されている。「It Takes Two」は2人プレイ必須のゲームだが、友達にフレンドパスを送れば、その友達が購入していなくても一緒にオンラインプレイできるのは嬉しい。

 今回は、ローカルのPC1台で親子協力プレイを試してみた。PC1台でプレイする場合は、当然2人分の入力機器が必要となる。ゲームパッド2台でもいいし、ゲームパッド1台に、キーボード+マウスでもいい。我が家では、ゲームパッドと、キーボード+マウスという形で2人プレイを行なった。

 このゲームでは、夫の「コーディ」と妻の「メイ」を2人のプレイヤーがそれぞれ担当するのだが、「メイ」のほうが難しいアクションを要求される場面が多い。そこで、アクションゲームが得意でキーボードとマウス操作に慣れている息子に「メイ」を担当してもらうことにした。毎日ゲームばかりしてる息子のほうがやはりアクションゲームは格段に上手いので、筆者が大分足を引っ張ったものの、2人で協力してミッションをクリアしていくのは、とても面白かった。

 「It Takes Two」は、高いフレームレートでプレイすることが望ましいファーストパーソンシューター(FPS)と違って、3人称視点のアクションゲームとなっている。フレームレートは60も出れば十分快適だが、実際に計測してみたところすべてのシーンにおいて60を遙かに超えるfpsを叩き出してくれた。

 計測には、CapFrameXを用い、ゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート(厳密には95パーセンタイル)、最低フレームレート(1パーセンタイル)を5回計測し、その平均を採用した。解像度は1,920×1,080ドット、画質設定はデフォルトのままにしたが、ほとんどの項目が「高」に設定されていた。計測結果は、平均フレームレートが257fps、最高フレームレートが345fps、最低フレームレートが167fpsというもので、十分すぎるパフォーマンスであった。

■ 発売されたばかりの「Halo」シリーズ最新作「Halo Inifinite」も追加料金無しで遊べる

 続いて、Xboxを代表する人気タイトル「Halo Infinite」をプレイしてみた。「Halo Infinite」は、2021年12月8日に発売されたばかりの最新ソフトで、「Halo」シリーズ本編の6作目となる。初代Haloは、2001年11月15日に発売されたので、もう20年以上前になる。Haloシリーズは、宇宙を舞台とした硬派なストーリーのFPSで、実写映画化もされている人気ソフトである。この発売されたばかりの最新ソフトも、Xbox Game Pass Ultimateに加入していれば、追加料金無しで遊べるのだ。これまで「Halo」シリーズというと、Xboxのタイトルというイメージが強いが、「Halo Infinite」では同じタイミングからPCでもプレイ可能で、なおかつPC版なら環境さえ整えれば、Xbox Series Xよりも高いフレームレートや画質設定でプレイできることが魅力だ。

 「Halo Infinite」は、重厚なSF映画のようなストーリーを楽しめる「キャンペーンモード」と「マルチプレイモード」があり、後者は基本プレイ無料で提供されている。メインとなるのはキャンペーンモードであり、前作「Halo 5:Guardians」の戦いにより人類が敗れた後から始まる。主人公のマスターチーフは、味方がほぼ全滅した絶望的な状況で再び目覚め、戦いに身を投じていくことになるのだ。「Halo Infinite」では、主人公のマスターチーフに新たな装備「グラップルショット」が追加されている。グラップルショットは、左手から伸縮自在のワイヤーを出す装備で、スパイダーマンのスパイダーウェブのように貼り付けて自分を移動させたり、遠くの武器を拾ったり、さまざまな使い方が可能であり、このグラップルショットを上手に活用することが、ミッションをクリアするためのポイントとなる。本製品でのプレイは、動きも滑らかで非常に快適であった。こちらも実際のパフォーマンスを計測してみた。

 計測には、CapFrameXを用い、キャンペーンモードでのゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート(厳密には95パーセンタイル)、最低フレームレート(1パーセンタイル)を5回計測し、その平均を採用した。解像度は1,920×1,080ドットで、画質設定はデフォルトのままにしたが、ほとんどの項目が「中」に設定されていた。計測はキャンペーンモードで行い、その結果は、平均フレームレートが181fps、最高フレームレートが271fps、最低フレームレートが113fpsというもので、フレームレートは十二分だ。もっと画質設定を上げても、快適にプレイできるだろう。

■ 「Minecraft」はレイトレーシング対応でさくさくプレイできる

 最後に、息子にサンドボックスゲームの金字塔「Minecraft」をプレイさせてみた。「Minecraft」は、息子が7年くらい前の小学生低学年の時代から、PS3やWii U、Switchなどでプレイしており、最近でもPCの統合版で友達と一緒に遊んでいる。もちろん、「Minecraft」も、Xbox Game Pass Ultimateに加入していれば、追加料金無しでプレイできる。

 まず、デフォルト設定で普通にプレイしてもらい、感想を訊いたところ、「サクサク遊べるけど、普段のPC(Core i7-7700K+GeForce GTX 1060搭載自作PC)で遊んでるのとそれほど変わらない」という答えであった。そこで今度は、RTX搭載PCでしかプレイできない、レイトレーシングに対応した世界で遊んでもらうことにした。レイトレーシングに対応した世界は、マーケットプレイスで無料で配布されているが、今回は「中世の RTX」を使った。レイトレーシングオンで遊ぶと、遊び慣れたはずの「Minecraft」の世界が一変する。光源による光の映り込みや水面への周囲の景色の映り込みなど、ぐっと世界が美しくなり、よりリアルに感じられるようになる。この風景には息子も感動した様子で、「おおっ!綺麗だな」などと呟いていた。

 そこで先ほどと同じように、普通の世界とレイトレーシング世界のそれぞれでパフォーマンスを計測してみた。解像度は1,920×1,080ドットで、画質設定はデフォルトのままにしたところ、普通の世界では、平均フレームレートが164fps、最高フレームレートが249fps、最低フレームレートが90fps、レイトレーシング対応世界(レイトレーシングオン)では、平均フレームレートが84fps、最高フレームレートが105fps、最低フレームレートが75fpsとなった。レイトレーシング対応世界では、通常に比べて、平均フレームレートが半分近くまで落ちているが、それでも84fpsを出しており、「Minecraft」をプレイする上では特に支障はない。レイトレーシングオンでも、これだけのフレームレートを出せるのは、素晴らしいといえる。

■ クラウドゲーミング「Xbox Cloud Gaming」ならインストールやアップデートの手間が一切不要

 もうひとつ追加で、Xbox Cloud Gamingも検証してみた。Xbox Cloud Gamingは、Microsoftのクラウドゲーミングサービスで、Xbox Game Pass Ultimateの中に含まれており、追加料金無しで利用できる。

 クラウドゲーミングとは、ローカルのPCやコンソール機にゲームをインストールして遊ぶのではなく、インターネット経由で接続されたサーバー(クラウド)でゲームを実行し、そのゲーム映像をストリーミングで表示するというものだ。PCやスマホでなにか操作をすると、その操作情報がまたサーバーに送られ、それが反映された画面がまた転送される。クラウドゲーミングの利点は、ローカルのPCの性能が低くても、ネットワーク回線の速度さえ十分ならゲームをプレイできるだけでなく、プレイを始める際に、ゲームのインストールやアップデートを行う必要がないことだ。

 最近のゲームは、大容量化が進み、ダウンロードサイズが数十GB以上になるものも珍しくはない。例えば、1時間の空き時間ができたので、気になっていた新作ゲームをプレイしてみようと思っても、ゲームのダウンロードとインストールに1時間近くかかってしまうこともよくある。また、しばらくプレイしていなかったゲームを久し振りにプレイしようとしたら、大規模なアップデートが行われていて、やはりアップデートに時間がかかってしまい、遊ぶ時間がなくなってしまったという経験をお持ちの方もいるだろう。しかし、クラウドゲーミングなら、思い立ってからわずか十数秒で新しいゲームをプレイすることができるのだ。少しゲームをプレイして自分には合わないと思ったら、他のゲームをやってみるといった、ゲームのザッピングもクラウドゲーミングなら楽にできる。SSDやHDDの空き容量が少なくなったから、新しいゲームをダウンロードできないといった悩みも、クラウドゲーミングなら無用だ。さらに、セーブデータもクラウド上に置かれるため、複数のデバイスでもその続きから遊べる。

 筆者がクラウドゲーミングを実際に体験するのは今回が初めてであり、そのパフォーマンスが気になっていた。Xbox Cloud Gamingでは、さまざまなタイトルが用意されているが、まずは、クラウドゲーミングに向いてそうな「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」をプレイしてみた。Xboxのポータル画面でプレイを選ぶだけで、遊ぶことができる。最初にサーバーへ接続するのに数秒間かかるが、接続されてしまえば、ローカルでプレイするのとほとんど違いは感じられなかった。最初名前を選ぶときは多少操作に対するラグを感じたが、プレイ中はほとんど気にならなかった。映像も美しく、粗くなることもほとんどなかった。

 次に娘が好きだった「ダンガンロンパ」をプレイしてみた。こちらは元のソフトが古いので、グラフィックが粗く感じられるが(元々そういう画質)、プレイには支障はなかった。

 アクション系はさすがに厳しいだろうと思って、ハクスラ系アクションゲーム「Dead Cell」をプレイしてみたが、こちらは速く移動すると画質が大きく低下してしまうことが気になった。遊べなくはないが、ちょっと厳しい感じだ。また、「レインボーシックス エクストラクション」も、画質とラグが気になるので、クラウドゲーミングには向いていない印象だ。

 しかし、思ったよりもクラウドゲーミングは格段に快適であり、「ドラゴンクエストXI」などの大作RPGなどをインストールせずに遊べるというのは、非常にありがたいと感じた。例えば、クラウドゲーミングで試してみて気に入ったら、ローカルにダウンロードしてインストールして遊ぶというのもいいだろう。

■ 「ファイルナルファンタジーXIV」やストレージ性能のベンチマーク結果も優秀

 さらに国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行してみた。1,920×1,080ドット最高品質でのスコアは24,509で「非常に快適」という評価に、1,920×1,080ドット高品質(デスクトップPC)でのスコアは25,175で同じく「非常に快適」という評価になった。「暁月のフィナーレ」では、スコアが15,000を超えると、一番上の評価である「非常に快適」と判定されるのだが、本製品のスコアはその基準を大きく上回っている。

 また、「CrystalDiskMark 8.0.4」を使ってストレージ性能を計測したところ、SSDのシーケンシャルリード(Q8T1)は3,428.47MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)が3,022.28MB/sという非常に高速な結果になった。ロットによって搭載SSDが異なるため、あくまで参考値だが、シーケンシャルリード3,000MB/s以上のSSDが採用されているとのことであり、ストレージ性能についても満足できる。

■ 家族みんなで好きなゲームを遊べるPCが欲しい人や隙間時間を有効に活用したい人におすすめ

 今回、レビューした「GALLERIA XA5R-R37 5600X搭載 Xbox Game Pass Ultimate」は、GALLERIAシリーズのミドルレンジ上位に位置するゲーミングデスクトップPCであり、そのパフォーマンスは期待通りであった。ファンの音も非常に静かであり、深夜にゲームをプレイしていても、気になることはなかった。また、Xbox Game Pass Ultimateは、家族それぞれが好きなゲームで遊びたいというゲーム好き一家にはとてもありがたいサービスである。

 特にクラウドゲーミングは、インストールする手間が不要で、ストレージも圧迫しないため、つまみ食いのようにさまざまなゲームをプレイすることもできる。まとまった時間がなかなかとれず、隙間時間に新しいゲームをプレイしたいという人にも嬉しいサービスだ。定額遊び放題のサブスクリプションサービスとクラウドゲーミングはお互いとても親和性の高いサービスだといえる。もちろん、FPSやアクションゲームはクラウドゲーミングだと厳しい場合もあるが、RPGや謎解き系ゲームなら、ローカルプレイとほとんど遜色がなかった。

 25万円台半ばという価格についても、スペックを考えれば十分納得できる。コンソールゲーム機よりもワンランク上の環境でゲームをプレイしたいと考えているゲーム好き家族にぴったりの製品であろう。

(C) THIRDWAVE CORP. All Rights Reserved.
※価格・構成については、2022年2月14日時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります。

GAME Watch,石井英男

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