岐阜の奇祭なめくじ祭!その歴史を解説しよう!

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岐阜の奇祭なめくじ祭!その歴史を解説しよう!

梅雨の時期に現れる嫌〜な害虫「なめくじ」。殺虫剤メーカーホームページには「不快害虫」とあり、次のように解説されている。

ナメクジ

春先に卵から孵化し、4月には1cm程度の小型の個体として見られる。これが、2ヵ月程度で6cm程度に成長し、目に付くようになり、その被害も目立つようになる。口器におろし金のような多数の歯のある舌を持ち、植物を削り取るように食べる。 植物が茂って湿気の多いところに多く生息しており、昼間は潜んでいて、夜になると活動する。移動の際に粘液を出して歩行するため、這った後に白っぽく光る筋が残る。

いわゆる害虫。見ただけでも不快に感じるなめくじだが、岐阜県中津川市には「なめくじ」の名前を冠した祭が存在するという。それが…

「なめくじ祭」

なんともそのままなネーミング。しかしながら、実はこの祭の歴史は古く、言い伝えに基づいた祭なのだ

なめくじ祭のいわれ(公式HPより)

平安から鎌倉時代の武将「遠藤盛遠」(えんどうもりとお)が荒修行を超えて文覚上人という高僧になりました。若き日の盛遠は友人の妻「袈裟御前」(けさごぜん)に横恋慕をしてせまりました。すると袈裟御前は「7月9日の夜中、夫を一人で寝せておくので、その首をはねて下さい。」と答えます。約束通り7月9日夜、盛遠は布団をかぶって寝ている友人の首をはねます。ところが、寝ていたのは袈裟御前その人でした。袈裟御前は夫を助けるために盛遠に殺されたのです。盛遠はこの罪を償うために出家し諸国を周りながら修行を続け小郷の地で没します。その後、小郷の人々は、現在の地に奥の山から切り出した石により墓を建立してお参りを行っております。その墓石には、旧暦の7月9日になるとどこからとなく墓石に「ナメクジ」が這い上がり夜明けとともに消え去ります。これは、盛遠が荒修行を乗り越えて高僧となって罪をつぐなったことでその罪を許す袈裟御前の霊だと言われ、背中には黒い筋があり刀傷だと伝えられております。

いつの頃からこういう祭となったのかわかっていないそうだが、この地区にはいつの頃からか区民がこぞって供養を勤める日「小郷の九万九千日」があり、遙か昔より見学者が訪れていたんだそう。それがここ約20年ほど前からこの地区主催の「なめくじ祭」という祭典となった。

旧暦の7月9日は袈裟御前が没した日に当たり、この日を九万九千日と言われ一日の参拝で九万九千回お参りしたことになるというありがたい日。2018年の今年は8月19日の開催。

まとめ

世間では害虫と呼ばれ敬遠されるナメクジだが、この地区では「歴史の中の人がよみがえる」というシンボルとして扱われ供養をされており、これぞまさに「奇祭」!地元の人々が色々な店を出し賑わうこの祭。地元の新鮮野菜の販売を格安で行なったり、また、ナメクジにちなんだクジ引き、「なめくじ」は超豪華賞品が当たる。他にも「萬燈会」(まんとうえ)というローソク祭りも開催。こちらは厄除け、願い事を込めたローソクを沿道に並べていく。岐阜県の奇祭「なめくじ祭」にぜひ足を運んでみては?

ナイスな情報

この祭が開催される岐阜県中津川市加子母地区には、国の天然記念物「加子母の大杉」という樹齢千数百年の大木がそびえる。この機会にぜひ見に行ってみよう!その御前には行基菩薩「一刀三礼」の作と言われる等身大の地蔵尊「大杉地蔵尊」もあるので仏像ファンは必見だ!

開催地 岐阜県

岐阜県の今日行きたいイベントをアーカイブ!!過去のイベントからこれから開催されるイベントまで、「岐阜県」開催のイベントをアーカイブしたページです。

EVENT DATA

なめくじ祭

期 間 2018年8月19日
場 所 加子母大杉地蔵尊
(岐阜県中津川市加子母小郷)
金 額 参加無料

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